定期的な愛犬のお手入れに欠かせないシャンプーですが、わんちゃんの体調によってはできないこともありますよね。
わたしが一緒に暮らしていたダックスも、ヘルニアの手術後や高齢になって体力が落ちてしまってからはシャンプーができずに困った時期がありました。
ぼくはヘルニアで、手術をしたけど下半身に麻痺が残っちゃんったんだ
わたしはおばあちゃん犬になってから、腎不全もあって体力があまりなかったの
ですが、そういう時期こそ清潔を保ってあげたいもの。
犬はわたしたち人間と同じように汗をかくことはありません。ですが、皮脂やホコリ、排泄物などでシャンプーができないときでもどうしても汚れてしまうんです。
そのままにしておくと皮膚に炎症が起きてしまう心配はもちろん、ニオイの原因にもなってしまいます。
だからこそ、なんとか綺麗にしてあげたい!!
そこで今回は、愛犬のシャンプーができない時にできる対処法についてお伝えしていきます。
手軽に綺麗にできる方法は、万が一の時にきっと役立つはずです。どうぞ読んでみてくださいね。
犬のシャンプーができない時の5つの対処法
犬のシャンプーができない時でも、体を綺麗にしてあげられる方法があります。
その方法とは以下の4つです。
- ブラッシングをする
- 体を拭く
- ドライシャンプーを使う
- 重曹で汚れを落とす
- 汚れた部分だけを洗う
ひとつずつ解説をしていきます。
ブラッシングをする
ブラッシングをすると、皮脂を落とすことはできませんが、被毛についたホコリや汚れを落とすことができます。
散歩の後など、毎日のお手入れとしてブラッシングを取り入れている方も多いのではないでしょうか。
表面の汚れを落とすだけでも、かなり綺麗になりますよね。
ブラッシングは汚れを落とすほかにも、血行を促進して皮膚の健康を保ったり、愛犬とのコミュニケーションとしてもメリットがたくさん。
シャンプーができない時でも、ぜひ続けていきたいですね。
ブラッシングが苦手なわんちゃんは、こちらも読んでみてね!コツをまとめているよ!
犬の体を拭く
犬用のウェットシートや、蒸しタオルなどで拭くのもおすすめです。
ブラッシングができないお顔の周りや肉球、お腹・お尻周りは、濡れ拭きで綺麗にしましょう。
我が家のミニチュアダックス・るー(♂)は、ヘルニアによる下半身麻痺により排泄のコントロールができなかったので、常時マナーパッドを使っていました。
そうすると、どうしてもお腹が汚れてしまうんですよね。
後ろ脚が立たない為に頻繁なシャンプーは難しかったので、いつも温かいタオルでお腹を拭いていました。
ホットタオルを作る時には、水で濡らした後に硬く絞ったタオルを袋に入れて、電子レンジで温めると時短できますよ。
袋の口は破裂しないように開けておいてねー!!
犬用ウェットシートは、お出かけ時や災害時にも役立つので、一つ用意して避難持ち出しバッグに入れておくと安心ですね。
ドライシャンプーを使う
ドライシャンプーは水で流す必要がないので、シャワーで洗うことができない時でも綺麗にしてあげることができます。
洗うことができない子の他にも、水が苦手な子にも嬉しいね!!
『濡らす・流す・乾かす』の作業が不要なので、通常のシャンプーに比べてかなり短い時間で終えることができます。
体が冷える心配もないので、高齢犬や体力が落ちている犬でも少ない負担で綺麗にしてあげられるのが嬉しいですよね。
犬用ウェットシートと同様に、災害時の水が使えない時にも役立ちます。やはり一つ用意しておくのがおすすめですよ。
ドライシャンプーの種類や使い方は、後程詳しく説明していきます。
ドライシャンプーを使おうって決めている方は、スクロールしちゃってくださーい!!
重曹で汚れを落とす
お菓子作りコーナーでおなじみのベーキングパウダーの主成分である重曹。油汚れも良く落ちるので、掃除に使う方も増えていますよね。
なんと犬の皮脂を落とす効果も期待できるので、ドライシャンプーとして使うことができるんです。
汚れの落ち具合でいえば控えめですが、シャンプーができない時は選択肢の一つになります。
購入する際は、”食用”を選ぶのがおすすめ。
重曹はドラッグストアやホームセンター、100均でも手に入りますが、犬が舐めてしまう場合に備えておくと安心ですね。
愛犬用に用意しなくても、家の掃除にも使えるなんて一石二鳥です!
- 少量の重曹を犬の体に振りかける
- ブラッシングをする
- 乾いた布で丁寧に拭き取る
※体に残ったままになると皮膚炎になる心配も。しっかりと拭きとりましょう。
汚れた部分だけを洗う
肉球の隙間やお尻の周りはどうしても汚れがち。
全身のシャンプーができない時でも、時々は汚れた部分だけでも洗ってあげたいですね。
洗面器などに溜めたぬるま湯を使って、優しく洗いましょう。
シャンプーが残らないようにしっかりすすぎ、長毛種の場合は乾かすのも忘れずに。
豆知識!肉球は、犬に2か所しかない汗腺のある場所の一つ。もう1っか所は鼻だよ~!
だから、綺麗にしていないとクサイって言われちゃうんだよね~
シャンプーできない時に便利なドライシャンプー
シャンプーができない時の対策の中でも、比較的洗浄力に期待できるのがドライシャンプー。
長期間にわたって水を使うシャンプーができない時には、かなり重宝するアイテムです。
詳しく紹介しちゃいます!!
犬用ドライシャンプーの種類
ドライシャンプーにはいくつか種類があります。
- 泡タイプ
- 液体のスプレータイプ
- パウダータイプ
- シートタイプ
どのタイプも、水を使わずに洗うことができます。
洗浄力や使い勝手など、用途に合わせて選んでいきたいですね。
犬用ドライシャンプーの使い方
それぞれ特徴があるから、使い方を説明するよ!
泡タイプ
洗浄効果が高いものが多く、今主流となっているのが泡タイプです。
ボトルから出した泡を、犬の体に馴染ませて使います。
汚れに馴染ませることができたらタオルで拭き取り、最後にブラッシングをすれば完了です。
液体のスプレータイプ
液体を犬に直接かけるか、タオルなどに吹きかけるスプレータイプ。
使い方は泡タイプと同じように、犬の体に馴染ませて、浮いてきた汚れを拭き取ります。
泡タイプ以上に濡れてしまうこともあるので、湿りすぎてしまったら乾かしてあげると良いですね。
パウダータイプ
洗浄剤が粉末状になっていて、汚れを吸着して落としてくれます。
犬の体にパウダーを刷り込んで馴染ませた後、ブラッシングをすることでパウダーを取り除きます。
パウダーを落としきれなかったら、タオルで拭いてね!
シートタイプ
ウェットシートと似ていますが、洗浄成分を含んだシートになっています。
必要に応じて一枚ずつ取り出し、綺麗にしたい部分を拭くだけです。
連続して使わない時は、乾燥しないようにジップ付きの袋に入れて保管するのがおすすめです♪
シャンプーができない時でも、ドライシャンプーがあれば安心です。
それぞれに良いところがあるので、汚れ具合やわんちゃんの様子に応じて選んでみてくださいね。
まとめ
シャンプーができない時でも汚れてしまう犬の体。綺麗な状態を保つことは健康維持に欠かせません。
そこで今回は、全身を洗うことができない間でも愛犬を綺麗にするための対処法をお伝えしました。
- ブラッシングをする
- 体を拭く
- ドライシャンプーを使う
- 重曹で汚れを落とす
- 汚れた部分だけを洗う
怪我をしている時や高齢犬でも、できるだけ体に負担をかけることなく、汚れを落としてあげたいですよね。
簡単に体を綺麗にして、快適な毎日を過ごしましょう。