【犬と暮らす子どもには良い影響があるって本当?】デメリットも解説!

犬の雑学
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小学生の我が家の子どもたちは犬が大好き。

お散歩中のわんちゃんを見かけるたびに「犬を飼いたい」と言っています。(笑)

なつ
なつ

実家で2匹のダックスと暮らしてきたわたしも、もちろん犬が大好きです。

そうとはいえ、犬は命あるもの。迎えるのは簡単ではありません。

ですが、犬との暮らしは子どもに良い影響があると言われているのを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

飼い主
飼い主

具体的にどんないいことがあるんだろう?悪影響はないのかな?

”悪い”とは言わないまでも、犬と子どもが一緒に暮らす上で気を付けるべきことがあるのも事実です。

飼い始めてから後悔することがないように、両方知っておきたいですよね。

そこで今回は、犬が子どもに与える影響、メリット・デメリット共にお伝えしていきます。

 

犬が子どもに与える6つの良い影響

 

ペットと暮らすことによる子どもへの良い影響は、主に6つあります。

中には犬ならではというものもあるよ!!

子どもへの6つのメリット
  • 心の健康を守る
  • ”命”を身近に感じられる
  • 責任感が生まれる
  • コミュニケーション能力がアップする
  • 体を強くする
  • 人間関係が広がる

ひとつずつ見ていきましょう。

心の健康を守る

犬を飼っている子どもは幸福度が高い”、そんな研究結果があります。

飼い主
飼い主

幸福度が高いなんて素敵!!

病院や高齢者施設で活躍している犬は、セラピードッグと呼ばれていますよね。

ただ可愛いから癒されるわけではなく、犬と飼い主が見つめあった時に分泌される「オキシトシン」というホルモンが脳に影響を与えるからだということがわかったんです。

オキシトシンとは:幸せホルモンと呼ばれ、人間同士のスキンシップでも分泌される

子どもが成長していく過程で、悩み事はきっと増えていくはず。

そんな時に、幸せホルモンで心の健康を守ってくれる存在がいたら、とても心強いですよね。

”命”を身近に感じられる

犬に限らず、ペットを飼うことは命を預かること。

成長していく姿を間近で見たり、悲しいけれど避けることのできない別れを経験することは、”命”を身近に感じることに繋がります。

可愛がっていればいるだけ辛い別れになりますが、命が永遠でない事を知り、家族になってくれたことに感謝できたら良いですよね。

実家で飼っていた愛犬『ぴん』が寿命を迎えた時、わたしと共に涙を流してくれた子どもたち。”生と死”について、親子で話すきっかけにもなりました。

責任感が生まれる

犬と暮らすには、食事やトイレ、散歩などのお世話が必要ですよね。また、いろいろなルールを教えてあげることも欠かせません。

子どもにもできるお世話もあります

一緒に遊んでくれるだけで立派なお世話!!

大人と一緒にゴハンのお皿を置くのもいいね

一生懸命お世話をして犬が喜んでくれたら、大人でも嬉しくなりますよね。

自分の行動が誰かの助けになることがわかると、子供は「やってあげなきゃ」と責任を感じるようになるんです

家族と協力して自分より弱い存在を守っていくなんて、なかなかできない経験ですよね。

コミュニケーション能力がアップする

犬と仲良くするためには、言葉を超えたコミュニケーション能力が必要です。

毎日犬と過ごしているうちに、コミュニケーション能力も大幅にアップすると言われています。

飼い主
飼い主

どういうこと?

当然ですが、犬は言葉を話すことができません。

それでも、わたしたちは犬と信頼関係を築いて心を通わせることができます。

なつ
なつ

それは、犬の気持ちや置かれている状況を想像して関わりを持つから。

言葉でコミュニケーションが取れない分、手掛かりは表情やしぐさ、時には鳴き声から、相手(犬)の望んでいることを考える力が必要になりますよね。

犬との関わりで得た『相手の気持ちを想像する力』が、友人や周りの人の気持ちをくみ取る力に繋がっていくんです。

体を強くする

赤ちゃんは免疫力が上がる

犬と暮らすことは、小さい子どもの免疫力に影響をもたらすことがわかっています。

フィンランドのクオピオ大学病院の研究によれば、犬を飼っている家の0歳児は気道疾患・耳感染・抗生物質の処方が、そうでない家庭の子どもに比べてなんと30~40%も低いのだそう。

その仕組みは、犬の足について持ち込まれた土などに含まれる細菌によって、体に免疫が付くから。

飼い主
飼い主

子どもには清潔が一番と思いがちだけど、小さいころに菌に触れることで体が強くなることもあるのね。

歩ける年齢であれば体力向上が望める

犬を飼う上で欠かせないお世話の一つ、お散歩。

犬種や犬の年齢によって異なるものの、およそ15分~30分を1日2回程のお散歩が必要です。

1日30分歩くだけでもかなり良い運動になりますよね。

犬の健康を維持するためのお散歩ですが、一緒に歩く子どもやわたしたちの体力向上までできて一石二鳥なんです。

人間関係が広がる

最近は環境も変わって、初めて会う人と気軽に話すことも少なくなっていませんか。

ご近所づきあいも自分が子どもの頃に比べると、減っているように感じます。

なつ
なつ

そんな世の中でも、犬を連れているとなぜか打ち解けやすいんですよね。

飼い主さんのお名前はわからなくても、わんちゃんのお名前は知っている”ママ友”ならぬ”イヌ友”もよくある話。

子どもにとっても、犬を通じて話をしながら世界が広がっていくのは大きなメリットの一つではないでしょうか。

犬は、心と体の健康・他人との関わり方・命との向き合い方に良い影響を与える

犬と子どもが共に暮らす4つのデメリット

飼い主
飼い主

犬と暮らすのって、良いことしかないんじゃ?

いえいえ、メリットだけではありません。デメリットを知っておくことも大切なので、しっかりお伝えしていきますね。

犬と子どもが共に暮らすのには、4つのデメリットがあります。

なつ
なつ

それぞれ対策可能なので、参考にしてみてくださいね。

犬と暮らす4つのデメリット
  • アレルギーを起こす可能性
  • ゼロではない事故の危険
  • 人畜共通感染症の恐れ
  • お金がかかる

アレルギーを起こす可能性

犬の毛や唾液などに含まれる物質にアレルギーを起こすことがあります。

【犬アレルギーの症状】
鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、まぶたの腫れ、蕁麻疹など。重篤になると、呼吸困難を起こす場合もある。

子どもに犬アレルギーがあると知らずに、犬を飼い始めては大変です。

せっかく家族になれたのに触れ合うことができなかったり、時には手放すことになってしまうかもしれません

悲しい事態を避けるために、犬アレルギーを持っていないか確認してからお迎えしたいですね。

病院で血液検査によるアレルギー検査を受けることもできますし、犬を飼っている友人がいれば一緒に遊ばせてもらうのも良いかもしれませんよ。

なつ
なつ

我が家の子どもたちは花粉症の検査をした時に、耳鼻科や小児科で犬アレルギーも合わせて調べてもらいました!

ゼロではない事故の危険

触れ合い方を間違えれば、時に怪我に繋がることもあるかもしれません。

本気ではなくても噛まれたらやっぱり痛いです。子どもならなおさら。

犬が嫌がることをしてはいけない、恐怖を与えてはいけないなど、しっかりと子どもに教えてあげることが大切ですね。

人畜共通感染症の恐れ

人畜共通感染症とは、人もペットもかかる可能性がある感染症のことです。

代表的なものでいうと”狂犬病”などがありますね。

人畜共通感染症は、噛んだりひっかいたりした傷から菌が入ったり、排泄物や唾液などから感染します。

これらは、毎年の犬の予防接種や、遊んだ後は手を洗う・濃厚すぎる触れあいはしないなどを気を付ければ防ぐことができます。

お金がかかる

犬が元気に暮らしていくためには、それなりにお金がかかります

子どもにとってのデメリットではありませんが、家族として長く暮らしていくには少なからず影響はあると言えるでしょう。

 

犬との暮らしにかかるお金
【初期費用】
  • 犬が過ごす場所(ケージやクレートなど)
  • 散歩用品(首輪、リード、キャリーバッグなど)
  • 手入れ用品(歯ブラシ、爪切り、トリミング代など)

【毎月のもの】

  • ご飯代(ドッグフードなど)
  • トイレ用品(ペットシーツなど)

【固定費】

  • 健康診断
  • 予防接種

【突発でかかるもの】

  • 病院代

大型犬と小型犬ではドッグフードの量も違いますし、トリミングが必要な犬とそうでない犬がいるので一概には言えませんが、ひと月約15000円くらいです。

ですが、病院代だけはいつどうなるかわからないもの。

実家で飼っていた愛犬2匹はそれぞれ大きな病気をしたので、医療費もかなり高額でした。

ペット保険は強い味方になるので、加入をおすすめします。

なつ
なつ

生涯を背負う覚悟をしっかりしてから、犬を迎えたいですね!!

 

子どもがいる家庭に犬を迎える最適な時期とは?

飼い主
飼い主

犬を飼うのは、子どもがどのくらいの年齢がベストなのかな?

子どもが3~4歳頃がおすすめと言われることが多いようです。そのくらいであれば、簡単なお世話やお散歩も一緒にできますね。

子犬を迎えると、初めのうちはお世話もかなり大変なもの。

なつ
なつ

初めての犬を飼い始めてしばらくの間、夜泣きやトイレに付きっきりだったのは良い思い出です。

犬を迎えたことで子どもとの毎日に悪影響が出てしまっては悲しいですよね。

子どもにも犬にも、寂しい思いやストレスを与えなくて良い年齢というのも良いかもしれません。

ですが、ベストな時期はそれぞれのご家庭ごとに違うもの。

家族みんなで話し合い、今が最適というタイミングでお迎えできると良いですね。

 

番外編:『子供が生まれたら犬を飼いなさい』

最後に、犬にまつわる素敵な詩があるので紹介します。

イギリスに古くから伝わることわざと言われていますが、現在のところ作者は不明です。

子供が生まれたら犬を飼いなさい。

子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。

子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。

子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。

そして子供が青年になった時、

自らの死をもって子供に命の教えるでしょう。

まさにその通り、犬が子どもと共に歩んでいってくれる様子が目に浮かびますよね。

犬が与えてくれる愛情の分、たくさん可愛がって幸せな一生を犬に送ってもらえるような飼い主になりたい、と改めて思わずにはいられません。

 

まとめ

今回は、犬が子どもに与える影響についてお伝えしました。

なつ
なつ

良い影響もあれば、悪い影響もありましたね。

子供への6つのメリット
  • 心の健康を守る
  • ”命”を身近に感じられる
  • 責任感が生まれる
  • コミュニケーション能力がアップする
  • 体を強くする
  • 人間関係が広がる

 

どんなペットでも、命ある動物との触れ合いは子どもにとって大きな経験になりますよね。

中でも、人間と心を通わせることができる犬だからこそ、心の健康やコミュニケーション能力にまで良い影響を与えてくれるんです

ですが、長い年月を共に過ごすには知っておきたいデメリットもありました。

デメリット 対策
アレルギーを起こす可能性 アレルギー検査を受ける・実際に犬と触れ合う機会を持つ
ゼロではない事故の危険 犬との接し方をきちんと教える
人畜共通感染症の恐れ 予防接種を受け、過度に触れ合わないようにする
お金がかかる あらかじめ予測をしておく

たくさんの笑顔や喜びをわたしたちに与えてくれる犬。

メリットやデメリットだけでその影響力を図ることはできませんが、お子さんの人生に犬を迎える際の参考になればうれしいです。

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